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家賃滞納が発生してしまった場合の事後的な対策

家賃滞納対策2「家賃滞納が発生してしまった場合の事後的な対策」

前回から引き続き、家賃滞納対策についてですが、家賃滞納への対策としては、大きく分けて2つの対策を考える必要があります。

まず、1つめが、「家賃滞納を事前に防止するための対策」です。

もう1つは、「家賃滞納が発生してしまった場合の事後的な対策」です。

今回は2つ目の「家賃滞納が発生してしまった場合の事後的な対策」についてご説明します。

家賃滞納が発生してしまった場合、滞納が発生してからまだそれほど日がたっていない段階から早めに対策を講じることが大切です。

なるべく早い段階から対策を講じることにより、賃貸人は家賃滞納を許さないという強い姿勢を賃借人に示すことになります。

具体的には、滞納状態となってから数日後でも、賃貸人は、賃借人に家賃の支払いが遅れていることをすぐに知らせるべきです。

もっとも、この段階では、賃借人が単に家賃の支払いを忘れているだけということもありますので、必要以上に責めることなく、礼を尽くして支払いを促します。

滞納賃料の支払いを促しても賃借人がなかなか滞納賃料を支払わない場合、連帯保証人にも連絡をして、連帯保証人から賃借人本人に連絡を取ってもらい、滞納賃料を支払ってもらうよう協力を求めるのも有効な対策となります。

それでも滞納状態が解消しない場合、賃借人に催告書を発送して、滞納賃料の支払いを強く促します。

その際、滞納賃料の支払いを請求するだけでなく、「支払いなき場合には契約は解除となり、明け渡しを求めて法的措置をとらせていただきます。」と指摘しながら催告をすると効果的です。

賃貸借契約は色々と複雑で分かりづらい部分もあるかと思います。

家賃滞納問題について分からない点、他にも賃貸トラブルについてお悩みがありましたらご相談ください。